ポーラ美術館~絶景の箱根の自然に佇む美術館へ行こう!
ポーラ美術館といえば、ポーラ化粧品で有名なポーラグループのオーナーだった鈴木常司さんが収集された美術コレクションを展示するために創設された美術館で2002年に箱根・仙石原に誕生しました。
ポーラ美術館は、質の高い西洋絵画のコレクションを中心に、日本画、陶芸、ガラス工芸、また変わったところではアール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家のエミール・ガレによる化粧道具の展示も行われています。また館内のレストランでは「モネと美食紀行」といったポーラ美術館ならではのランチ企画も用意されています。
箱根は国立公園ということもあり、ポーラ美術館の建物のメインは地下にあって、自然の中に佇んでいるという表現がぴったり。実際建設にあたっては、動物・植物などの生態系の調査も丹念に行われています。
建築物としても2004年は「国立国会図書館関西館」とともに 日本建築学会賞を受賞しています。また、ポーラ美術館がオープンした年に銀座にもポーラ ミュージアム アネックスというギャラリーがオープンしましたがポーラ銀座ビルの工事により現在休館中で2009年秋に再オープン予定ということです。
ポーラ美術館 |
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ポーラ美術館のコレクション!
■2003年07月18日
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ポーラ美術館は五つの展示室があって、そのうち3室は絵画、1室は東洋の陶磁器、1室はエミール・ガレなどの化粧道具が展示されています。
ポーラ美術館のそのコレクションは、日本でも有名なルノワールやモネなどの19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリなどの西洋絵画、また日本の洋画、日本画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具など幅広いもので、西洋絵画ではゴッホやパブロ・ピカソなど主要な画家の作品は揃っています。
・ルノワール『レースの帽子の少女』(1891年) ・・・日本でもそのあたたかな作風で人気が高いですね。
・モネ『睡蓮の池』(1899年)・・・「光の画家」と呼ばれたモネの晩年の連作のテーマ”睡蓮”でした。
・シャガール『私と村』(1923-1924頃) ・・・オペラ座の天井画も手がけたシャガールの故郷からパリに着た頃に書かれた作品。
・ゴッホ『アザミの花』(1890年) ・・・ゴッホは画家としての活動が約10年間と短く、傑作を生んでいた最晩年の頃の作品。
ポーラ美術館周辺の美術館!
■2003年08月27日
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ポーラ美術館のある箱根周辺の美術館をご紹介しましょう。箱根は富士箱根伊豆国立公園の中央にあり、温泉地としても有名で景色は美しく、美術館・博物館なども見所が満載です。
まずは『箱根彫刻の森美術館』。本館ギャラリーをはじめ、20世紀を代表する芸術家ピカソの作品を展示するピカソ館(油彩、素描、版画、彫刻など、300余点のコレクション)や絵画館、ショップなどが大きな敷地の中に建てられています。
さらに彫刻の森という名前どおり、箱根の山と相模湾が見える素晴らしいロケーションの敷地内に、ロダン、ブールデルなどの名作が敷地内に約100点が展示されています。
次に『箱根ラリック美術館』。ルネ・ラリックの作品約1500点のコレクションの中から選りすぐられた230点を鑑賞することができます。また、芦ノ湖・富士山が見える『箱根・芦ノ湖 成川美術館』、マイセン好きにはたまらない『箱根マイセン庭園美術館』、六古窯の作品を主に展示した『箱根美術館』をはじめ、おもちゃコレクターの第一人者である北原照久氏のミュージアム『箱根トイミュージアム』など魅力いっぱいなのです。